富山大学フォーミュラプロジェクト電装班の吉江です。
今年度、弊チームではマシンに搭載する基板をPCBAにて自作しました。
その際、JLCPCB様よりご支援をいただきました。ありがとうございます。
今回は私が実際に作成したRTML(Ready To Move Light)基板の発注方法について書いていきたいと思います。
その前にJLCPCBについてです。
JLCPCBは中国深センに拠点を置く世界最大級のプリント基板(PCB)プロトタイプメーカーです。 短期での製造・納期、高精度な品質が特徴で、電子工作の個人ユーザーからメーカーまで幅広く利用されています 。
ここからは実際に基板を発注する流れをご紹介します今回はkicad9.0を利用して回路図及び基板設計を行いました。
設計完了後、ガーバーデータ及び、BOM(部品表)、CPL(部品配置データ)をzipファイルで出力します。ちなみに、kicadには「kicad-jlcpcb-tools」という拡張機能があります。これは上記の3つのファイルを自動生成してくれるほか、LCSCなどのJLCPCBで実装可能な部品探しや番号設定をしてくれる超優秀なツールです。(気になる方は調べてみてください)
まず、こちらのページからJLCPCBアカウントを作成します。商業利用の場合には個別に問い合わせをしてアカウント作成を行う必要があるようですが、個人で利用する場合はこちらからで良さそうです。
公式HP:https://jlcpcb.com/?from=JPV
公式HP(日本語):https://jlcpcb.com/jp?from=roboatteam
アカウント作成ページ:JLCPCB Account
アカウントが作成出来たら右上の「発注する(Order Now)」を押してください。すると以下のような画面になります。
「ガーバーファイルを追加(Add gerber file)」を押して、用意しておいたガーバーファイルを選択します。すると、事前に設計した基板の寸法や層などの情報が読み込まれます。
あとは、必要に応じて基板の数量や色、厚さなどを変更します。その他にも、オプションはいろいろあるのですが、特にこだわりがなければデフォルトのままで問題ありません。
PCBAする場合には画面をスクロールして、下部にあるPCB組み立てにチェックをいれます。こちらも特に変更することはありません。「次へ」ボタンを押します。
PCBの状態が確認できます。こちらも作成した基板と相違がなければ「次へ」ボタンを押します。
ここでは、BOMファイルとCPLファイルをアップロードします。部品情報の読み取りが行われ、実装部品の一覧が表示されます。部品番号や数量、実装面に誤りがないか確認します。また、JLCPCBで実装可能な部品であっても、在庫状況によっては利用できない場合があります。その際は、代替部品への変更や、手実装への切り替えを検討する必要があります。
確認後、「次へ」を押すと、部品配置の確認画面へ移ります。ここでは、各部品が正しい位置・向きで配置されているかを3Dビューなどで確認できます。特にICやダイオード、LEDなど極性のある部品は注意が必要です。
問題がなければ注文内容を確認し、カートへ追加します。その後、配送方法や支払い方法を選択し、発注完了となります。
発注後は、製造状況をWeb上から確認することができ、「部品準備」「実装」「品質検査」など現在の進行状況が表示されます。今回弊チームが利用した際には、発注から発送まで非常にスムーズで、発注後10日ほどで基板が到着しました。
実際に届いた基板です。
品質が高く、シルク印刷やはんだ実装もきれいに仕上げていただきました。PCBAを利用することで、手実装では難しい細かい部品の実装や作業時間の削減ができ、開発効率向上につながったと感じています。
今回初めてJLCPCBのPCBAサービスを利用しましたが、発注手順が分かりやすく、初めてでもスムーズに注文することができました。
今回初めてJLCPCBのPCBAサービスを利用しましたが、発注手順が分かりやすく、初めてでもスムーズに注文することができました。
また、製造から発送までの期間が短く、開発スケジュールが限られる学生フォーミュラにおいて大きな助けとなりました。部品実装の品質も高く、到着後すぐに動作確認へ移ることができました。
基板設計に興味のある方や、実装作業の負担を減らしたい方には非常におすすめできるサービスだと感じました。
JLCPCB様、改めまして基板製作に関するご支援をいただき、誠にありがとうございました。ご支援いただいた基板は、2026年度学生フォーミュラ参戦車両の開発に活用させていただいております。今後もより高性能で信頼性の高い電装システムの実現に向けて開発を進めてまいります。
基板設計に興味のある方や、実装作業の負担を減らしたい方には非常におすすめできるサービスだと感じました。
JLCPCB様、改めまして基板製作に関するご支援をいただき、誠にありがとうございました。ご支援いただいた基板は、2026年度学生フォーミュラ参戦車両の開発に活用させていただいております。今後もより高性能で信頼性の高い電装システムの実現に向けて開発を進めてまいります。






